ほうさくです。地域で生きようと思った人に強くおすすめの一冊です。起業を考えている人にも参考になるところが多々あります。
補助金は麻薬
物語の中でたびたび語られていますが、支えられている間は自立できないことを思い知らされました。お恥ずかしながらほうさくは公的機関からの安定的な需要に応える起業が安全だと考えていた節があり、その考えの甘さを自認することとなりました。大変でも自力で稼ぎ、循環させていくことが大事なのだと学びました。
「何を」、「誰と」やるか、が大事
当たり前ですが、だれでもできることでは勝負できません。安さで勝負されたら勝てないからです。「企画はトガッているほどいい」と語られていた通り、「そこでしかできない」、「その人にしかできない」が強いメリットになります。また、事業に一緒に取り組む人の大切さも語られています。上記の補助金目当ての志の低い人と一緒だとうまくいくものもうまくいかなくなります。目指すべき方向性やビジョンを共有し、前に進む覚悟をした人とだけ組んで活動することを強くすすめています。
小さなことからまず始めること
いくつかの起業支援の書籍でも語られていますが、借金しながらいきなり大きく始めると失敗したときに立て直しがききません。まずは身近な需要を確実に満たせる規模ではじめることが肝要です。失敗してもダメージを最小限に抑えてリスタートできるのが理想です。最初からうまくいくことはないので、失敗しながら前に進んでいくことが重要です。