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感想『子どもは親をまねて育つ』(サル シビア著 木村治美訳)

ほうさくです。子育て本の感想です。

しつけは子どもコントロールすることではない

ほうさくはしつけ、という言葉に子どもが正しくあるようにコントロールするイメージが強く、積極的な行動があまり取れていませんでした。子どもが失敗しないように先回りしてフォローすることもありました。しかし、それは子どもが失敗から学ぶ、という経験を奪っていることに等しいのでした。しつけとは、子どもが自分で考え、本人にとってよりよい選択ができるように教え導くことだと、本著では述べられています。

 

親は常に首尾一貫していること

しつけを行うにあたって、親が首尾一貫していることが重要であると本著では繰り返し述べられています。約束違反には罰を与えると宣言したからには、必ず罰を与えること。その場で罰することができなくても、近いタイミングで必ず罰すること。もし、罰を与えると言ったのに、罰を与えないままになってしまった場合、子どもは親の罰するという言葉に効力がないことを学習してしまいます。

 

タイムアウトというしつけ

子どもへのペナルティの選択肢として、タイムアウトという仕組みについて詳しく解説されています。子どもを娯楽のない閉鎖空間に一定時間閉じ込める、というものですが、ポイントはいきなり行うのではなく、子どもと約束を取り交わし、タイムアウトの内容も説明した上で行うことです。確かに、大人の世界も、交通違反には罰金があったりと、守るべき規範と破った場合のペナルティはセットであらかじめ決められています。世界はそうして秩序を保っているということをタイムアウトという仕組みで教えるというわけです。

 

 

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